大紀元時報
農業が盛んな広西チワン族自治区桂林市全州県でこのほど、イナゴの大群が襲来した。最近、中国当局が「食糧生産用地」を確保する方針を打ち出し、今後、食糧危機が起きる可能性が高いとの見方が出ている。
インターネットで投稿された現地の写真を見ると、農作物だけではなく、柵や住宅、生産者の服までもイナゴが隙間なく覆った。「恐ろしい光景だ」と撮影者が驚きの声を上げた。
ネットに「大規模襲来の前兆だ」「恐れたことが現実となった」「今から手を打たないと、制御不能になる」との書き込みが相次いだ。
現時点で、全州県政府が公式に発表した被害面積は数百畝(一畝=667㎡)に及ぶ。今起きている長江流域の洪水とイナゴによる被害で今後、中国国内に食糧危機が起きる可能性が出ている。
四川省成都市農村農林局がこのほど、「食糧生産用地」の確保を進めている。農家に果樹などの栽培を取りやめ、イネなどの植え替えを推奨している。一畝あたりに3000元(約4万5000円)の補助金を支払うという。
米メディア、ラジオ・フリー・アジア(RFA)のインタビューで、同市担当者は「食糧生産用地の確保政策は全国で実施している」と述べた。湖北省孝感市の幹部がRFAに対して、同市も食糧生産用地の確保に取り組んでいると認めた。
成都の農家によると、小麦より果樹栽培の収益性の方が数十倍も高い。それでも、政府が小麦栽培への切り替えを要求しているのは、食糧備蓄の不足が考えられる。
アメリカとの対立が高まるなか、中国当局は国内の食糧備蓄が不足しているにも関わらず、アメリカからの食糧の輸入を停止した。重慶市のある関係者はRFAに対して、現地の倉庫に備蓄されている食糧は上の段だけ、下の段は砂で埋められており、粉飾工作を行っていると話した。「中国の食糧危機が深刻な状況にある」という。
6月中旬に、中国湖南省永州市寧遠県にもイナゴによる被害があった。イナゴで住宅や庭が覆われて、住民は窓を開けることができなかった。
6月初めに、中国の主要米産地、東北の吉林省および黒竜江省にもイナゴが観測された。1平方メートルあたりに50匹が密集していた。
中国でしばし大量発生するイナゴ
日本で言うところのイナゴではなく
トノサマバッタのこと。
また、アフリカで大量発生したのは
サバクトビバッタなので種類が違います。
まぁ蝗害という意味では一緒ですね
しかし、日本ではトノサマバッタの蝗害はほとんどありません。
蝗害(こうがい)は、トノサマバッタなど相変異を起こす一部のバッタ類の大量発生による災害のこと。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の稲にとっては
イナゴは害虫になります。
また、カメムシも同様ですね。
イナゴの佃煮は・・・食べれないなぁ
虫を食べることには
ものすごい抵抗があります・・・
Amazonに売ってましたw
珍味が好きな方は是非!!